◇プロフィール
精神科医、専門は老年精神医学。都の研究機関で認知症の早期診断や薬物療法に関する研究に従事しながら、物忘れ外来で認知症の患者さんを中心に診療をしています。また、地域でケアスタッフの教育活動などにも携わっています。
◇主な活動
ふだんはもの忘れ外来で患者さんや介護者の方と接していますが、在宅や施設などで認知症のケアにかかわっている人たちの情報交換のために2000年、日本認知症ケア学会を作りました。最近、認知症の人に最初に接することが多いかかりつけ医が認知症に対する気づきを高めてもらうための研修プログラムを同様の活動をしている他の先生たちと立ち上げ、モデル事業を始めました。また、認知症の発症をできるだけ遅くするために地域で認知症予防活動をいくつかの自治体の協力を得て進めています。
◇ホームページをご覧になっている方へのメッセージ
最近行われた意識調査では、おおよそ半数の方が認知症は病気ではないと思っていることが示されています。このホームページでは認知症を正しく理解するための基本的な知識がまとめられています。認知症の人は物忘れに気づいても、なかなか自分からは病院を受診することができません。そのため早期に診断を受ける機会を逃しやすくなります。それだからこそ、家族の方が認知症にみられやすい日常生活の変化に早く気づいて何とか病院を受診して欲しいと思います。早く診断することができれば、ご本人に病気の説明をすることができますし、家族とも一緒に将来の様々な事柄についてご本人の意思を確かめながら相談することができます。認知症のなかで一番多い原因のアルツハイマー型認知症であっても、早く治療を始めることができれば、病気が軽い時期をより長く過ごすことができます。少しでもおかしいなと思う時期が受診するタイミングです。
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