生き方を変えて

この病気の診断をされて
三年が過ぎました。

外には桜が咲き出しました。
黄色いレンギョウと紫の花も咲いていて
誰がどんな構想で描いた絵なのかと、
足が止まって見とれてしまいます。

今年、この風景を見ることができました。
去年も見たのでしょうが、
今もここで見ています。

毎日、
思ったことが思ったようには進んでいかず、
助けられてばかりいるその事が、
自分を失っていく一里塚のような気がして
怖くてなりませんでした。

今も、怖いです。

でも、ふと見れば
季節が変わり
目の前の風景も移り変わっている。

誰の意志なのでしょうか

花が咲き散り、枯れていく。

この事に逆らうことなしに、そうして生きて
今年もまるで約束でもしたかのように
この世界が拡がっています。
桜、レンギョウ、ユキヤナギ……
それぞれを生きています。

花が、散り枯れていくこと
そのルートに私も乗っているだけなのかも知れません。
桜のひとひら、
レンギョウのひとひらの花のように
認知症という色の付いた私というひとひらの花が
ここに今咲いているだけなのかも知れません。

素直に生きたいと思った朝です。

引用:あやちゃん
『ブログ もの忘れネットカフェ2号店』
2008.03.29

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