人の繋がり

人と人との繋がりのかたち。

ともすると、人は、
「認知症」という診断を聞いただけで
あなたを今までのように一個人としてではなく、
「認知症の患者」と見てしまいがちです。

そしてあなたも、
「認知症の患者」という衣を
身にまとってしまうことはないでしょうか。

「認知症だからお世話しなくては」という
"やさしい"気持ちに応えようとしてしまうことだって、
あると思います。
あなたが、その役割に甘んじてしまうと、
「人と人」としての関係が崩れてしまいます。
世話をする人、される人になってしまいます。
それは、ひとりの人として生きていく上で、
気持ちいいものではありません。

認知症(注:原文では「痴呆症」)を持つ人も、
その家族も、まわりでサポートする人びとも、
みな対等なパートナーとして、
私たち内部者の知識をわかちあい、
ともに力を出し合って行こうではないか。

引用:クリスティーン・ブライデン著
馬籠久美子・桧垣陽子訳
『私は私になっていく』クリエイツかもがわ
p.232、2004

たとえあなたの不自由さが増したとしても、
ひとりの人と人としての繋がりの間には、
上下も尊卑もありません。

あなたは「世話をされて生きる人」ではなく
必要な分だけ支援を得て、
あなただけの人生を生きる人なのです。
そして、繋がる人もまた、「世話をする人」ではなく
あなたの支援を得て、その人の人生を生きる人なのです。

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