脳の変化と症状

遂行機能の低下

ものごとを計画し、順序だてて実行する機能のことを
遂行機能(すいこうきのう)といいます。

たとえば、今からみそ汁をつくることを考えてみます。
最初は、なにより、みそ汁をつくろうと決意します。
台所に行きます。
鍋を探し、水を入れ、火にかけます。
味噌汁の具を用意します。
具によっては、皮をむいたり切ったりします。
だしをとり、具を入れます。
具が煮えたのを確かめて、味噌を溶き入れます。
沸騰する前に火を止めます。
食卓を拭き、箸を用意します。
味噌汁をお椀にとりわけて、食卓におきます。

遂行機能が低下すると、この、
「味噌汁をつくる」ために必要な計画を立てたり、
順序だてて実行することが難しくなってしまいます。
ひとつひとつの動作、たとえば
鍋に水を入れる、火にかけることは出来るのですが
次はどうしたらいいのか、分からなくなってしまいます。
また、お湯を沸かしながら具を切る、というような
同時に作業をすることが難しくなったりします。

遂行機能が低下すると、
仕事や家事などの「段取り」が悪くなってしまいます。

脳の変化と症状(総論) 記憶力の低下 注意力の低下
失語 失行 失認
遂行機能の低下 見当識の低下 意欲の低下(アパシー)
幻覚 錐体外路症状 自律神経の機能低下
意識の清明さが変動する  社会的判断力の低下  

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