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e-65 TOPページ医学からみた認知症脳の変化と症状(総論)
認知症は、脳に、後戻りのない変化がおこることで生じます。
変化がおきた脳の場所によって、
いろいろな機能が今まで通りに働かなくなります。
そのことで、
いわゆる通常の生活をおくっていた人の
日常生活や社会生活が困難になってしまった状態のことを、
認知症といいます。
認知症の症状は、
脳の変化に伴う機能の低下によってあらわれます。
とりわけ、認知機能が低下することで
日常生活や社会生活を困難にしてしまいます。
認知機能とは、
外界を正しく認識し、正しく実行するための機能のことで
たとえば、次のようなものが挙げられます。
認知機能の低下以外にも
認知症の症状としてあらわれることのある
脳の変化に伴う機能の変化には
次のようなものがあります。
脳の変化と症状(総論) | 記憶力の低下 | 注意力の低下 |
失語 | 失行 | 失認 |
遂行機能の低下 | 見当識の低下 | 意欲の低下(アパシー) |
幻覚 | 錐体外路症状 | 自律神経の機能低下 |
意識の清明さが変動する | 社会的判断力の低下 |