佐野 光孝さん
2015年3月7日(1)

机の上に広がった写真を1枚ずつ手に取る明美さん。
光孝さんが認知症に関する講演を始めた頃の
記録をたどり、整理しているのだそう。
びっしり書き込まれた大学ノートには
認知症と診断されてからの出来事や活動の記録が
丁寧に記されています。

お父さん(光孝さん)、
これ、福島の大内宿だよ。
どれ?
(明美さん)
福島で講演して
大内宿に寄ったんだよね。
平成21年の10月だから
もう5年半前になる。

(明美さん)
「お父さんが初講演したのは61歳の時。
富士宮市内の福祉会館で。
それから、少しずつ各地で講演するようになって…。
講演を聞いた人が、また別のところに呼んでくれたりして、
繋がりが広がっていった」

 

光孝さんと明美さんのふたりで出かけた写真もたくさん。
もともと2人で出かけて、花をみたり山を歩いたりすることが多かったそうです。

「どこへ行こうか、本やネットで調べてあちこちいったよね」
楽しそうに話す明美さんに、あたたかなまなざしを向けながら
「ちょっとうるさいけどね、楽しいことはいいことだよね」と光孝さん。

「俺も、仲間、会社の人とはよくしゃべったよ」
「俺はこうして家の中でじっとしてるより
外で身体を動かしてた方が好きなんだよね」

(光孝さん)
これは会社。
ソフトボール始めたのは
会社に入ってから。
昼休みによく素振りしたね。

2015年の1月で、講演活動は72回になりました。
「認知症だからって特別なわけじゃない。
普通に接してほしい、と話し続けてきた」
「そのことが広まっていってるのかな?」

地元で、それを
分かってくれる人が増えると
いいかな

わたしの暮らし 認知症と、よりよく生きるわたしの暮らし 認知症と、よりよく生きる

佐野 光孝さん
(さの みつたか)

1948年静岡県生まれ。
認知症だから何もできない?そうじゃないよね。自分に出来ること、自分がしたいことをしていこう。

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