石川 恵子さん
2014年8月20日

今日は、恵子さんの職場のデイサービスで夏祭りです。

たこ焼き屋さんになっちゃったよ
こんな感じでいいのかな?

恵子さんが、このデイサービスと出会ったのは
2013年の春ごろでした。
主治医の勧めで市役所(地域包括支援センター)を訪ねたところ
職員の人が「恵子さんのよさを生かせる活動の場がないか」を考え
このデイサービスでのボランティアを思いついたのだそうです。

5か月間ボランティアに通った後、「ここで働いてくれませんか」と誘われて
いまは、午後の4時間、スタッフとして勤務しています。

見よう見まねで、たこ焼きを焼く恵子さんを見ながら
母、良子さんは言います。
「今日はいつもの仕事と違うから
あの子、朝、行くのためらっててね。
時間や雰囲気が違うと、それだけで緊張するみたいで。
だから私が一緒に行くからって。それで、ようやっと来れたのよ」

ほら、お茶でも飲みなさい

恵子さん曰く
厳しいけど配慮がある母、良子さん

たこ焼きのほか、焼きそば、フランクフルト、から揚げのブースが並び
祭りばやしが賑やかに流れます。
ほかのデイサービスの人たちも遊びに来て
室内は人と音があふれています。

ちょっと戸惑い気味の恵子さんに
スタッフの人たちが声をかけます。
「恵子さーん、こっち手伝って!」

ひとつずつ説明してもらえると
パニックにならないよ。
分かるように話してくれて
本当に助かってる。
一段落して、お昼の休憩。
大きな鉄板でつくった焼きそばは絶品♪

午後からは通常の仕事です。
「もう、大丈夫だね」
恵子さんが仕事に戻るのを見届けて、良子さんは帰っていきました。

わたしの暮らし 認知症と、よりよく生きるわたしの暮らし 認知症と、よりよく生きる

石川恵子さん
(いしかわ けいこ)

1963年静岡県生まれ。
悔しいこともあるけど「前向き!」を合言葉に、みんなで楽しむ時間をたくさんつくりたい。

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