石川 恵子さん
2014年8月19日(2)

ハンドルを握る洋美さんの提案で次の場所へ。

今は車がないから
遠くまでは、なかなか出かけられない。
仕事してた頃は
毎日運転してたんだけどね。

家に引きこもっていた恵子さんが変わったのは
ある医師との出会いがきっかけでした。
それまで、漠然と「もの忘れの病気かもしれない」と言われていた恵子さんに
認知症のことをはっきり伝えた上で、
病気のこと、生活のこと、色々教えてくれたそうです。

ずっと、先生がいてくれる。
「生きていける」って思えた。
今は先生に、「オッス!」って挨拶するだけで
元気になるよ。

医師の勧めで市役所の窓口を訪れたことから
恵子さんと母、良子さんの周りに
少しずつ人の繋がりが出来てきました。

さて、滝めぐりの後、車が向かったのは
ジェラートが美味しい牧場です。
「カップにする?コーンにする?」
「どの味にしようか」
洋美さんと明美さんの案内で、ひとつひとつ丁寧に選んだジェラートに舌鼓。

ん〜
美味しい♪

刈りたての芝の匂いが風に乗ってきます。
「こういうところの方が、話しやすいこともあるよね」
「頑張ってばかりだと、疲れちゃうじゃない?」
三者三様、近況や胸の内を話し合います。

たまには愚痴も言わなきゃ。
ここでの話はナイショ!

「何かやってる時に違うこと言われると、忘れちゃうから
中途半端になっちゃう」
「中途半端って言われるのが、一番悔しい」

母は「中途半端するな」って厳しい。
そんなに頑張れないことだってあるよって思う。
お母さんウルサイなぁって思うけど
お母さんの娘に生んでくれて、ありがとうって思う。

わたしの暮らし 認知症と、よりよく生きるわたしの暮らし 認知症と、よりよく生きる

石川恵子さん
(いしかわ けいこ)

1963年静岡県生まれ。
悔しいこともあるけど「前向き!」を合言葉に、みんなで楽しむ時間をたくさんつくりたい。

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