佐野 光孝さん
2014年8月18日(1)

午前10時。
光孝さんは、富士宮市内の工房で、木材にサンドペーパーをかけていました。
ていねいに、黙々と作業を勧める光孝さん。

これはね
テーブルの脚になる部分。
これが終ったら仕上げだから
なめらかになるようにね。

光孝さんの傍らでは
妻の明美さんがサンドペーパーをかけています。

俺よりも一生懸命みたい。
昔からこういうの、好きなんだよね。

サンドペーパーをかけると、細かな木くずが舞うので
マスクは必需品です。
光孝さんも明美さんも、
大きなマスクでほとんど顔が見えません。

光孝さんは、いま、週に2日
ここ、木工房「いつでもゆめを」で働いています。
主な仕事は、車椅子体重計やオーダーメイド家具の
製作販売と営業。
今日は、家具の納期が迫っているので大忙しです。

本当は、外回りの営業で
色んな人と話す方が好きなんだよね。
まぁ、仕事だから何でもやらないとね。

営業の際は、主力商品の車椅子体重計のサンプルを車に積み
木工房のスタッフとペアで、市内のケア関係の施設をまわります。
ここのところ、オーダーメイド家具の受注が相次ぎ
車椅子体重計の営業がなかなか出来ないそうで
光孝さんとしては「ちょっと残念」

目標の、年内50台販売まであと一歩。
市内の各所を訪問する営業のほかに
光孝さんが全国各地で講演するときも、大事な営業の機会です。

認知症だとさ、
「何もできない」とか
「何も分からない」って偏見がある。
でも、そうじゃない。
認知症を正しく知ってほしい。

光孝さんは講演で、
言葉だけではなく、その生き方と笑顔によって
多くの人に希望を届けています。

わたしの暮らし 認知症と、よりよく生きるわたしの暮らし 認知症と、よりよく生きる

佐野 光孝さん
(さの みつたか)

1948年静岡県生まれ。
認知症だから何もできない?そうじゃないよね。自分に出来ること、自分がしたいことをしていこう。

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