真夜中の散歩

夫が夜の11時に帰ってきて、今から散歩に行こうという。
寒い、と言うと歩くんだから大丈夫、と自信ありげにいう。

月も綺麗だし、明日は雨だぞ、と
どうしても歩きたい様子。
一緒に行くことにした。慎太郎もいっしょ。

あまり遠くまではイヤ、と言いながらついて行ったが、
どんどん歩く。
私の言ったことなんか
更々聞こえなかったみたいに歩く。
ついて行くのが精一杯な早さで歩く。
180センチの夫と160センチの私。
足の長さが違うのに……

歩きに歩いてもう駄目かと思う頃
突然目の前が、明るくなった。

クリスマスのイルミネーション。
5,6軒の家が
塀を取り払って庭続きにして、飾っている。
まるでデイズニーランドのよう。
サンタやトナカイや
教会のステンドグラスのようなマリア様や、
スノーマン。
光のハーモニー。
しばらく見とれてしまった。

夫が、綺麗だろ、と言う。
私も、ホントね、と応えて後は無言。

これを見せたかったのね、と私は思った。
何か言いたいと思ったが、言葉が浮かばなくて、
ありがとうね、とだけ言った。

帰りは、手を繋いで帰ってきた。
話をしながら
私の足の速さで歩いてくれた。
帰ってきたのは12時半を過ぎていた。

汗をかくほどで、少しも寒くは無かった。

引用:あやちゃん
『ブログ もの忘れネットカフェ2号店』
2006.12.07

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