決断

何かをしたい……と
自分で思った時には決断できます。
でも……、
他の人の案が示されて、
「どうする?」と聞かれると答えを出しえないのです。
言っていることがすぐに理解できないからだと思います。

特に目の前で、
「どうする?」といきなりいわれるといけません。
同じ質問でも、
手紙やメールであれば答えることができます。

つまり、私の脳が……、
いつでもいいから返事して……というものであれば、
ゆっくりと反応していけるからだと思います。

今、私はこの文章を書いていますが、
静かな部屋の中で
パソコンに一人向かっているからできるのです。
書くことを考える時間はいくらでもあり、
いやになれば やめることも自由だからです。

もし今、電話がかかってきたら、
私はあわて……、
電話を取ることと、書くこととが混乱して、
どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。
いわゆる「混乱状態」になるのです。

ですから、予想しないことが起きたときに、
決断しなければならないことが一番困るのです。

引用:水木理
『ブログ 認知症一期一会』
2006.04.02

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