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介護体験談

呆け老人をかかえる家族の会 高知県支部
(2004年1月25日 153号)より

怒ってばかりの母が変わった

高知県 K

 母(85歳)は数回の脳梗塞のうえに、今年(2003年)5月脳出血を起こし、歩行困難、言語障害があり、痴呆の症状も出るようになって、今自宅で娘の私が介護に当たっています。退職して介護し始めて1年7ヶ月になろうとしています。

 母はささいなこと(と、こちらが思うこと)で怒り出し、誰がどう接しても聞くことはなく、本人が疲れ果てグッタリとなるまで怒り続け、長い時は半日位怒ってました。

 私には「介護人は言われた通りしたらええがじゃ。それが介護人じゃ」と怒ったり、入院中も「今、連れて帰れ」と言い出したらどう説明しても聞かないので、こっそり抜けて帰ったこともありました。病気だからと、自分に言い聞かすのですが、毎度のこととなると、辛く腹も立って、言い返すこともありました。そしてその後、「なんであんなこと言ったのか」と自分を責め悩みました。

 脳出血をおこしてからは、痴呆も進み、妄想から同室の方にひどくあたるようにもなりました。

 このような母の状態を考えた結果、それらの症状をやわらげる薬を出してもらい、1日1回夕食時に服用することになりました。

 10月1日に退院し、自宅で介護していますが、驚くほど母が変わったのです。以前は、目は飛び出んばかりになり、顔は真っ赤で今にも血管がきれるのでは、と心配するほどだったのが、おだやかな顔になりました。ほとんど怒ることがなく、よく笑うようになりました。

 デイでは絶対に入浴せず、お茶も飲まなかった母が、薬服用後入浴し、お茶も飲むようになり、介護するにあたって、とても助かっています。

 痴呆の方は進んでおり、排泄面では、便が出ている最中立ち上がったり、便に手を持っていくこともあり、大変となりました。

 今後、どれだけ困難になっていくか、予想できかねる面もありますが、介護サービスも受けながら頑張らねばと思っています。

 薬服用後のこと、お知らせしたく、ペンをとりました。

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