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2003年「もの忘れフォーラム」 ダイジェスト版

ナビゲーター
朝岡 聡

9月21日のアルツハイマーデーを記念して始まった、朝日新聞社主催「世界アルツハイマーデー記念シンポジウム」。
第3回となった2003年は、「もの忘れフォーラム〜早期相談のすすめ〜」と題して、7月19日の仙台会場をはじめに、全国7会場で開催されました(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)。
応募してくださった方は、合計で17,579名。その中から、7,676名の方に参加していただきました。
毎回各会場、本当に熱気があって、その関心の高さに驚きました。このダイジェストでは、その熱気を少しでもお伝えできればと思います。

特別講演は、「気になる もの忘れ〜まず相談から始めよう」をテーマに、もの忘れの治療を専門にしている先生方にお話をいただきました。
「もっともなりたくない病気は、認知症だ。イエスか、ノーか」
会場では、時にはこのような「イエス・ノー」ボードを使って、会場の方といっしょに、もの忘れのことについて考えることもありました。
こうして、各会場で実際にお話を聞いていると、私たちがこれまでいだいていたアルツハイマー型認知症などの認知症のイメージとは少し違って、早い時期に対応すれば、患者さんもそのご家族も、非常に有意義な時間を過ごすことができるんだなと感じました。
実際の会場では、講師の先生方のところで受診されている患者さんのご家族を取材したビデオの上映もありました。
各会場で私もビデオをみせていただいたんですが、本当に、早期に発見できて、そして治療ができてよかったと、皆さん明るい表情でお話しされているのがとても印象的でした。

特別講演に引き続いては、認知症高齢者の権利擁護をめぐって、法律の専門家に成年後見制度についてお話をうかがいました。
この成年後見制度は、自分自身で判断ができるうちに後見人を決めることができる制度です。
会場で配られたテキストにそってのお話は、私たちの生活に身近なテーマを取り上げていて、非常に興味深く感じました。
高齢者の方がいらっしゃって不安に感じるご家族には、今後ぜひ活用していってほしい制度だと思います。

そして、ディスカッションでは、患者さんやご家族が安心して暮らしていくためにはどのようにすればよいのか、介護や地域医療の現場で活躍されている方々に、貴重なご意見をうかがいました。
やはり、優しく接することも重要ですが、その人自身の尊厳を大切にした態度で接することが一番重要。皆さんがそうお話しされていたのが、私自身の心にも深く刻まれています。

それでは最後に、会場でも紹介した、ウィーンの心理学者、ヴィクトール・エイミール・フランクルの言葉をここであらためて皆さまにご紹介して、お別れいたします。

どんな人生にも意味がある。
あなたの人生には
あなたを必要としている
「何か」があり「誰か」がいる。
そして
その「何か」と「誰か」のために
できることが必ずある。

* これらの映像・テキストについては、朝日新聞社及び各権利者の許諾を得ています。朝日新聞社及び各権利許諾を得て転載しています。無断で転載、送信するなど朝日新聞社及び各権利者の権利を侵害する一切の行為を禁止します。

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