もし、手伝ってくれるなら

認知症とは長いつき合いになりそうです。
だから、わたしなりのつき合い方を
考えてみようと思うのです。
急に方向転換するのは難しいけれど
先を歩く人たちの知恵と工夫を借りながら。
ケアや医学や制度の支援を使いながら。

どうしたらいいの?
いろいろな支援
暮らしをつくる

もし、あなたが手伝ってくれるなら
わたしのやり方を分かってほしい。
わたしに尋ねてほしい。
人間同士だから、考え方が違うところもあるでしょう。
お互いにちょうど良い着地点が見つかるまで
時間をかけても無駄ではないと思うのです。
今までだって、そうやって
人間関係をつくってきたのだから。

もし、あなたが手伝ってくれるなら
あなたの時間を大切にしてほしい。
なぜなら、もし自分だったら……
「あなたのせいで、わたしの生活がめちゃくちゃだ」
なんて思ってしまうことは辛いから。
わたしが、わたしのやり方で生きたいように
あなたは、あなたのやり方で生きたいでしょう。
今までだって、そうやって
一人ひとりの人生をつくってきたのだから。

もし、あなたが手伝ってくれるなら
これほど心強いことはないでしょう。
でも、ひとりで背負わないでほしいのです。
ひとりでは、心折れそうになることもあるでしょう。
だから、あなた自身の支えとなる友人や、
気持ちをわかちあえる人たちとの時間を大切にしてほしい。
専門職の人たちの力を借りてほしい。

もし、あなたが手伝ってくれるなら
いま、この一瞬がお互いにとって、
かけがえのない時間となるでしょう。
そんな時間の積み重ねが、やがて
かけがえのない人生をつくっていくことでしょう。

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